成都ジャイアントパンダ繁殖研究基金会に設けられた「パンダ教室」は大衆を対象に科学知識を普及する教育プロジェクトです。「パンダ教室」はパンダ保護に関する科学知識の普及を通し、パンダのエリアに共生しているキンシコウや、レッサーパンダなど他の動植物に関する科学知識も普及できるようにするプロジェクトです。
2013年8月11日~18日の間に開催された「両岸(大陸と台湾)ジャイアントパンダ保護教育研修キャンプ」は「パンダ教室」の第二期です。成都ジャイアントパンダ大衆教育研究会、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基金会、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地によって共同主催されたこの研修キャンプには、台湾中華両岸ジャイアントパンダ保護保育交流協会と台湾新北市中小学校校長協会の方々34名が成都まで招待されました。参加者の方々はパンダなど絶滅危惧野生動物保護をめぐり行われた大衆教育における経験を交流し、保護教育の発展趨勢を検討し、絶滅危惧野生動物保護の経験などをシェアしました。今回の研修キャンプを通し、両岸の生態文明建設における交流と協力が一層促進されました。
研修キャンプの間、パンダ保育員の体験に参加した招待客と校長先生たちは笹洗い、パンダケーキ作りなどを通し、パンダ飼育員の日頃の苦労、パンダ飼育と保護の困難さを実感しました。また都江堰にある成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地の野生化研究センターでの見学を通し、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基金会のパンダ野生化プロジェクトへの資金投入を了解し、パンダなど絶滅危惧類の野生化及びその生息地保護の重要性をも認識するようになりました。